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二胡 何でもQ&A 
   
  【二胡課堂より抜粋・転載翻訳】

「二胡課堂」と云う中国のチャットのサイトに二胡愛好者、二胡演奏者、二胡指導者などからの投稿があり、その中から参考になりそうな、面白い方法・意見などを筆者が選択し皆様にご紹介するコーナーです。
   
   
   
   
   
   
   
     
良い二胡とは、どのような楽器ですか?

自分にとって満足できる音量、音色、音質が得られる楽器です。

高級と言われる紫壇、黒檀、老紅木を使っているからと言って良い音がでるとは限りません。特に二胡の場合は。友人のプロ演奏家は、沢山の二胡を持っていますが、彼が最も愛用している二胡は、皮肉にも普及品の二胡です。使われている材料で決めるのではなく、自分で拉いて自分が拉き易いと感じた二胡が、自分にとって一番良い楽器だと思います。

一般的な感覚としては、「打てば響く」ごとく、軽く弓を当てるだけで、響く感じです。子供の場合、まだ拉く力が弱く、音量も小さいのですが、良い二胡ですと音量も大きくなり、子供でも気持ちよく拉くことが出来ます。

一般的には、良い皮と良い木材を使った二胡は、価格が高い分、製作も丁寧ですし、良い楽器が多いいのですが、通常30棹ロットで二胡が製作され、まずプロの演奏家が拉いて、それ等二胡の等級付け(価格設定)を行います。その時プロが満足しプロ自身が買い取る場合は、その内の1棹有るか無いかです。つまり、プロが満足するような二胡は、市場にはなかなか出てこないようです。


二胡の良い買い方を教えて下さい
必ず自分の手に取って、自分で演奏してみて下さい。自信の無い方は、二胡の先生か、上級者に実際に拉いてもらい、意見を求めて下さい。

点検ポイントは、①楽器の音色・音量、②演奏のし易さ、 ③バランス、④木材部に傷・割れ・曲がり(特に棹)が無いか、⑤糸巻き軸が平行・並列か、最も大切なのは、「音の響であり、演奏のし易さ」です。そして価格とのバランス。





二胡の楽器としての寿命は、何年ですか?

プロの演奏家に言わせると、最も良い響きは製作後2~5年。

二胡は、ヴァイオリンと違い、動物の皮を響振材としており、どうしても老化が進み、響きの劣化が避けられません。「二胡拉かざれば、響き無し」、二胡は、良く拉く事でよい響きが生まれ、皮の老化を遅らせることが出来ます。逆に放置するとすぐに響きが悪くなります。日頃の練習とメンテナンスが良ければ、20~30年は十分演奏できるようです。




二胡は、なぜ紫壇、黒檀、紅木など高価で硬い材料を使うのですか?

①最大の理由は、時間が経過しても変形・歪みが少ないことです。二胡は、蛇皮を限界近くまで強く張り、2本の弦(鋼線)も直径16~18mmの棹に約30kgの力で張ります。普通の木材では、すぐに変形したり、ヒビが入ります。

②演奏するのにある程度の重さが有った方が、安定感があります。安価な二胡は、普通の木材を使っており、軽く安定感が無いため、琴托に重石(金属)を入れてあります。また棹はすぐに湾曲してしまいます。

③紫壇などの硬木は、音(振動)の吸収性が少なく、琴皮での発振音をそのまま琴窓から放出できるからです。(一部、「共振性・共鳴性が良い」からと言われる方がいますが、二胡の琴胴に共振性は求められていないと思います。)

④木肌が美しくそのまま研磨すれば美しい輝きと木目が現れます。更に高価であることが、演奏者の気分を満足させるかもしれません。

⑤製作者、販売者にとっては、高級材を使い、彫刻を施した方が、付加価値を高め、利益が大きくなるのも事実です。





二胡は、なぜ内弦と外弦の間に弓の弦が有るのですか?

ヴァイオリンも二胡も弓擦弦楽器ですが、根本的に違う点が二点あります。

①は、弦の振動を音に換える発音体が木材(植物)と蛇皮(動物)の違いです。
②は、弦の振動が、ヴァイオリンは発音体(表板)に対し「横方向」で、二胡は「縦方向」であることです。

言葉を変えると、ヴァイオリンは、発音体の「表板」に平行に弦を拉きますが、二胡では発音体「皮」に対し弦を縦方向に拉きます。弓弦を琴弦に対し縦に擦らなくてはならず、弓弦を両弦の間に入れた訳です。

弦が縦振動であれば、縦振動のまま発音体である琴皮に伝え音を発することが出来ます。弦と発音体の間には弦の振動を伝える「駒=琴馬」がありますが、ヴァイオリンと二胡とではこの駒の形と機能が大きく異なります。

ヴァイオリンの駒は、弦の横振動を縦振動に換えて表板(発音体)に伝える、振動変換機能をもっています。埴輪のような駒の形はそのためなのです。一方、二胡の駒(琴馬)は、縦振動をそのまま皮に伝えられるのでむしろ小さな駒の方が良いのです。

同じ二弦の弓擦弦楽器である馬頭琴は、ヴァイオリンと同じ弦を横振動に拉くため、駒もヴァイオリンに似ています。最近の馬頭琴は構造的にもバスバーや魂柱も付けられ大きく改良されています。

(琴馬については、「音質に影響を与える要素―琴馬」をご参照)
(琴皮の振動については、「同じくー琴胴)をご参照)




上手な二胡の調整とメンテナンス

二胡の良し悪しは、その40%は二胡の調整とメンテによるものです。
そのための重要な点を下記に述べます。

  1. 駒(琴碼)の負荷をなくす:
    二胡の保管中は、駒の皮膜への負荷を減らすことが重要です。
    駒と皮膜と接する面が小さいため、かつ強い圧力が加わるため、皮膜の張力が局部的に老化し、音質も早く劣化します。
    それを防ぐために、保管中は、駒の高さより少し太い棒(鉛筆か太目の菜箸)を皮膜面の対角(六角二胡の場合)の長さに切り、駒の前に差し込み、駒の負荷を軽減することが大切です。棒タイプの消・減音器の使用も有効です。別の方法としては、駒を琴面先端の琴胴木部の上に動かしたり、駒を外したり、弦を緩めておく方法もあります。
    これらの処置により、皮膜の張力を維持し、同じ音質を長く保つことが出来ます。

  2. 二胡を常に良く弾く(拉く)こと:
    二胡にとって、最高のメンテは、数多く演奏し(弾く)、それも強く弾くことです。 弦と弓との振動は、琴面の皮膜、駒、琴筒、音窓、棹、琴托、軸、すべてに伝わり、皮膜の硬さをほぐし、木質の共振と共鳴性を高め、より良い音を出します。特に皮膜は、弾けば弾くほど良くなり、皮膜の老化も防ぐことになります。

  3. 駒の選択と位置:
    大きく分けて、底面が円と楕円の駒があります。
    楕円駒は、円い駒より良いと判断します。つまり、皮膜(蛇皮)には、縦方向に鱗があり、駒が上下方向に若干動き易いが、横方向には動きにくいからです。楕円駒の底面積は、比較的大きく、弦の音振動をより多く琴筒や棹などに伝え、より良い効果をもたらします。
    最近の駒のサイズは、16.5X約12mm、以前の駒は、16X約13mm、昔の駒は、15.5X約14mm。一寸邪道ですが、練習用で0.5mm程さらに長い楕円駒を使用すれば、短期間に成果が期待できます。
    駒の材質の差は、それ程ありません。駒の皮膜と接する底面は、光沢のある、中心が少し凸で、淵が鋭角でないものが良い。
    駒の位置は、琴面中心から2mm程上(棹より)。ただし、皮膜の厚さや、張強度、によって、0.5mm前後内の微調整が必要です。

    上記のような調整の出来不出来で、良い音質が出るか、良い皮膜状態を維持できるかがきまります。

  4. 消狼音(雑音防止)パットの選択:
    雑音発生防止材として、当初は、羊毛布地、海綿、スポンジ、などを使用していました。寸法も大小、厚薄、長短、挟む広さなど、何度も試みました。
    すべて理想のものではありませんでした。
    その後、バイクのタイヤチューブを15mm、18mm、21mm、それぞれの幅に切り、一つ折り、二つ折り、三つ折り、など数十回試み、ついに伝統の材料より格段に良い効果を見つけました。これは、雑音発生を抑える効果であり、直接に音量や音質に影響を与えるものではありません。材料も身近に簡単に入手できますので、一度是非、ご自分で試みてください。

  5. 弦の選択:
    一般的には、一寸錆び易いマンガン合金鋼、錆びにくいクロム・ニッケル合金鋼は、剛性(高張力)もあり、音質・音量ともに良い。
    弦の太さは、あえて言えば太目の方が良い。新しい二胡には、太目の弦が良く、特に外弦は。私の考えでは、新しい二胡では、D=0.45mm、A=0.28mm、二胡皮膜が練れて来たら、D=0.44mm、A=0.27mm、使い込んだ古い二胡は、D=0.43mm、A=0.26mmが適しています。
    注)外弦は、太くなるとその音質が重厚味が増し、内弦は、細くなるとその高音部がより改善されます。

  6. 千斤:
    千斤の後ろ軸よりの弦どうしが共振して、かすかな雑音が発生する場合があります。この場合は、小さな(7~8mm)スッポンジを千斤のすぐ隣の内・外弦の間に挟み込むと不要な共振を防げます。

  7. 弓と松脂:
    弓は、少し軽めで竿に弾性があるものが良い。
    松脂の粉が竿に落ちないように、弓を立て松脂を馬尾にこすり付ける。
    松脂は、軽くゆっくりと馬尾にこすり、微細の松脂粉が馬尾の毛鱗に良く付着し、かつ、毛鱗を壊さないようにする。擦る長さは、上下約50mm~60mm程が良く、新しい弓ではゆっくりと四方向(左右裏表)を、古い弓では裏表両面でよい。

  8. その他:
    皮膜が厚めで、新しい二胡は、春先にケースから出して室内の大気に触れて適度の湿度に接した方が良い。一か月に一日は、弦を緩め皮膜への負荷を解放するとよい。特に年月の経った二胡には。
    二胡皮膜は、時間と演奏頻度により微妙に張力が変化し、時と共に少しずつ良くなります。正しいメンテがあれば、弾けば弾くほど良い音質と音量となります。

    二胡駒の特質と選択

 

張建平技術論文より

   駒の形状・材質  弦振動の伝達現象  音質・音色の影響
1
 底座が厚い  伝達が遅く鈍い  暗い、音差が不鮮明
2
 底座が薄い  伝達が速く繊細  明るいが、浅く薄い
3
 底座が大きい  伝達が遅く鈍い  暗い、光彩がない
4
 底座が小さい  伝達が速く繊細  浅く薄く繊細、散らばる
5
  駒が高い  伝達が遅く鈍い  騒がしく硬い
6
  駒が低い  伝達が速く繊細  不安定で漂う
7
  駒壁が厚い  伝達が多少遅く鈍い  暗く、音量が少ない
8
  駒壁が薄い  伝達が速く繊細  明るいが、軽薄
9
  駒壁穴が大  伝達が速く繊細  不安定
10
 木質が硬  伝達が速く繊細  尖って鋭い、硬い
11
 木質が軟  伝達が遅く鈍い  細く柔和、音がかすれる

      駒 の 選 択   音質・音色の改善効果
 底座が小さく、薄く、駒壁の薄いもの   音量を高め、柔和度を減らす
 低座が大きく、厚く、駒壁の厚いもの   柔和度を高め、音量を弱める
 軟い木質、低座の大きく厚い、低い駒   柔和度を高め、雑音を減らす
 硬い木質、低座の小さく薄い、高い駒    音量を高め、沈音・悶音を減らす
 軟い木質の駒(杉・松・楓・黄柳など)   (硬鋭な音質を)柔和度を高める
 硬い木質の駒(黒檀、紫檀、紅木など)   (柔和で弱い音を)音量を高める

 

 

 

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