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二胡の製作——琴胴(二)


加工分類
  1. 材料と部材内面加工
  2. 組立て・貼り合せ
  3. 胴外面加工
  4. 穴あけ加工
  5. 皮を貼る部分(胴上面)の仕上げ加工
  6. 皮貼り
  7. 仕上げ加工
原皮を14cmに切り取り 異型ウロコ 付着脂肪の掻き取り  


⑥ 皮貼り(張る)加工

 
1)材料 : 蟒蛇(mangshe)、日本語=うわばみ の原皮(単に乾燥したもの)

注) 高級皮は、10年以上の蛇で、1条で7~8000元、7枚~8枚取れる 最高の部分は、肛門部から25cm~40cm手前部分。3枚目~4枚目で1枚か2枚が紫檀二胡に使用,次に良い皮3~4枚が老紅木につかわれ (肌色の部分)、残りが紅木、烏木壇などに使われる。 実際に使用可能な部分は、肛門部=足の痕跡部が最後尾で、そこから胴真中までで約1.5m~2m程=10~15枚程で、前半分は、皮が薄く、鱗が小さくなり、かつ鱗と鱗の間隔がでて使用しない。

  2)材料取り: 横方向=17cm(二胡の対角の部分)
            長さ方向=13cm~14cm((二胡の棹方向の対辺となる)
           注) : 中胡の場合は、各2cm長い、19cmX16cmとなる。

A. 
 注)皮の材料取りの注意; 鱗の変形(大きい・小さい・丸い)部分が真中に来ないようにする。
 (傷を負うと治癒したその部分の鱗が変形すると思われる)

B. 小手を使って皮下脂肪を掻き取る

<作業手順>
①腹部に多くついている皮下脂肪を掻き取る
②次に背中心部の脂肪を腹部方面から掻き取る

注)常温水に2時間ほどつけてから上記作業をおこなうが、皮が硬く、皮下脂肪が柔らかくなった状態が最も作業がやり易い。

注)掻き取り作業のとき、皮の下に異物があると皮を切ってしまうので、常に台(まな板)をきれいに水で流してからおこなう。

注)頭部など皮の背部が薄く、黒色になっている場合は、皮下脂肪が無く薄いので掻き取り作業は軽く。

C.  皮を楕円に切り揃える

D:  皮に棒を縫付ける :
   縫付けた棒に紐を掛けて皮を強く張るため。

   注) 縫目の間隔を狭くすると、皮を張るときに皮が切れ安くなる。

4) 予備の皮張 : 本張りの前に、琴筒に合わせて予備張りをおこなう。 

① 棒を縫付けた皮を30℃程の水に2時間浸けて軟らかくする。
     注意)皮が硬くて皮下脂肪が柔らかいのがベスト 
肉脂肪を掻き取りやすい
② 下記の工具で皮の内側についている肉脂と水を掻き出し、併せて皮をしごいて柔らかくする。

    ③ 琴筒を使って皮を張る(形を取りながら、皮を引張って延ばす)

     ④ A) 5mm程の荒縄・麻縄・で皮に縫付けた棒と台から突き出た棒とを
       交互に引掛けて 皮を琴筒に固定する。
B) 同様に台の反対側(図の下側)にもう一組 皮を琴筒に固定する。
       (1個の台で両面2個固定)
 
     ⑤ 皮の張りを締め付ける:
  

    ⑥ 予備張り付け後、日陰で2~3日乾燥させる。(冬の場合は、3~4日間)

    ⑦ 皮張り冶具(丸型): (木製)


  
    5) 本皮張り
: 予備皮張り後、2~3日の蔭干しを行い、皮を台から取り外す。

   ① 取り外した皮を30℃程の水に3~4時間浸けて皮を軟らかくする。
   ② 再度、皮内側の皮下肉脂を掻き取る。 皮をしごいて柔らかくするのが主な目的。
   ③ 中間仕上げの琴筒に接着剤を塗り付けて、型取りした皮をかぶせ、
   予備皮張りと同じ作業工程で皮を張りつける。(皮は濡れたままで良い)
接着剤:
   ④ 貼り付けた(張り付け)後、貼った部分を凧糸で4回転程しっかりと巻いて接着を助ける。
    ⑤ 鉄小手を熱し、蝋をつけて皮の表面(鱗)を平らにする。

    ⑥ 3~4日間、日陰の風通しの良い場所で乾燥・接着させる。
    ⑦ 3~4日間の乾燥後、台から琴筒を外し、皮に縫付けた棒を外す。
    ⑧ 皮の切り揃え


  ⑨ この溝に厚さ0.7mm、巾3~4mmの白いセルロイドの帯をはめ込む。(仕切り線)
    熱した焼き小手を当てて120度に曲げながらセルロイド帯を溝にハメ込む。
    その時初めと終りは、筒の底当ての部分=琴托とする。(外から見えないところ)
 注) 加工中に琴筒がぶれると溝巾が大きくなり、セルロイド帯と溝とに隙間が出来てしまう。

注意点
①皮を均一に(鱗が歪まないように)、張を均一に強く六ヶ所の締め付けで調整する。
注)皮は縦方向より蛇の胴回り方向の方が伸びやすく、横方向をきつ目に張って、ちょうど均一になる。
②二胡の良し悪しは、この皮の張り具合で全てが決まる作業であり、 細心の注意が必要 。

原皮の肉脂の掻き取り方法:
  ①先ず肉脂の多い腹部分から剥す。剥した後に
  ②背中真中の部分を掻き剥す。 ①を先に剥すと段差が出来て剥しやすい

型を使った皮の張り付け方法
これは、量産型方法で、皮の張の強度、均一性を出すのが難しい。

 注) 高胡、申胡、京胡、京二胡など薄い皮を使用する場合も、この方法で行う。



  ⑩ 皮を切り揃え、白いセルロイド帯を溝に埋め込んだ後、 セルロイド帯と皮との境目でササクレている皮を切り整える。

  ⑪ 筒に付いた皮のカスを平カッターで削り取る。



<皮の前処理工程と張り付け工程>

  1. 背中心付近の傷・変形蛇鱗部を白鉛筆で丸く囲む(印をつける)
  2. 傷・変形鱗が琴皮の中心に来ないように、尾(肛門・足痕跡)から14cm間隔で材料取りを行う。最後尾の材料は、鱗が小さく最も厚い皮だが一般材として使用。
    最高蛇皮は、最後尾(肛門)から3枚目~6枚目程で傷を避けて材料取りを行う。
    二胡の場合、13.5cm~14cm長さ、幅は背筋を中心に17cmで材料取り。
  3. 14X17cmの皮を30度程の水に1~2時間ほど浸ける。

  4. (重要) 鉄ヘラで皮の内側に付いている皮下脂肪・肉を掻き取る。
    皮下脂肪の掻き取り前と後
      皮下脂肪の掻き取り前と後拡大でみる
    併せて、鱗の表面に付いる薄い膜も鉄ヘラで軽く落とす。
  5. 長方形の皮の角を落として楕円形にする。
  6. 平らな板の上に皮の表を上にして乾燥させる。
          
  7. 径6mm~8mm、長さ6~7cmの竹の棒を6箇所、太め(1mm程)の綿糸で皮の固定する。
  8. 1~2時間水に浸けて皮を柔らかくする
  9. 琴筒に接着剤をつけずに張る。
          
          (皮を伸ばすのが目的)
  10. 乾燥させて(2~3日)琴筒から外す。
  11. 再度、水に浸けて皮を柔らかくし、皮の内側を小さな鉄ヘラで掻いて、皮を柔らかくする。
  12. (最重要) 琴筒に接着剤をつけて、⑨同様に皮を張る。 皮の限界まで強く張って貼り付ける。
  13. 貼り付けた後、すぐに中太の綿糸で接着剤をつけた部分を上から3~4回転程きつく巻いて、完全接着を助ける。
  14. (重要) その後すぐに、熱した鉄小手に蝋を付けて、張った皮の上に蝋を塗ってササクレ立った鱗を 平らにする。 (皮が乾く前に行うこと) (強く張ると鱗が立ってくるため)
    そのまま、3~4日乾燥させる。
    注)  皮張りは、雨天日より晴天日に行うがBETTER。
  15. 皮面(二胡表面)から14mmのところから皮を切り取り揃える。 
    併せて仕切り線のセルロイド帯の溝をきる。
  16. 仕切り溝にセルロイド帯を熱小手でセルロイドを柔らかくしながら、溝に埋めこむ。
  17. 仕切り線の下側に付着している接着剤を綺麗に削り取る 。また、仕切り線と皮の接する部分もカッターで綺麗に整える。
  18. 仕切り線の突き出た高さをカッターで整える。(1mm程)


     皮張り(貼る)の後、琴胴(筒)の仕上げ工程に入る

 

 

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